今行っている任意協議会もこれから向かう法定協議会もそうですが、結果は同じであっても協議する視点の違いかもしれませんが、合併する事が最終目標ではなく、「地域をいかに存続させることが出来るか」その結果、今の枠組みでの合併が望ましいのだと思います。これから先少子高齢化社会にどう対応し、各地域の住民がそれぞれの立場で経済、産業、福祉、教育を与えられた環境ではなく創造環境で応分のリスクを背負い、これから先(未来)に向かって行く中で適切な創造環境になるから結果として「幕別町・更別村・忠類村の合併」が望ましい創造新町だと思います。
2003/12/03 事務局より
「少子高齢化社会にどう対応し、各地域の住民がそれぞれの立場で経済、産業、福祉、教育を与えられた環境ではなく創造環境で応分のリスクを背負い、これから先(未来)に向かって行く中で適切な創造環境になるから、結果として『幕別町・更別村・忠類村の合併』が望ましい創造新町だと思います」とのご意見をいただきました。
まず始めに、新聞報道等により既にご承知のことと存じますが、先月27日に行われた第5回任意合併協議会で、「今後は法定合併協議会の場で協議を進めるべき」との結論が出され、任意合併協議会の協議を終了しました。今後は、3町村の12月議会で議決をいただければ、年末に法定合併協議会の設置告示をすることにより、正式に法定合併協議会が設置され、新年、1月中旬に第1回協議会が開催される運びとなるものと考えられます。
為広さんのご意見にありましたように、これからますます進む少子高齢化現象は、日本全国の話ではなく、私たちの住むこの地域でも確実に進行しており、10年前に比べ、3町村とも総人口に対する高齢者の比率が5%以上高くなっていますし、現在もっとも年代区分で割合の高い50歳代後半の年齢層が10年後には65歳以上になることを考えますと、高齢者の比率はもっと高くなることになります。
少子高齢化が進むということは、住民の皆さんの立場から考えれば、小中学校をどうする、高齢者の皆さんを行政のみならず地域でどう支えあっていくのかなど、地域全体の問題としてとらえ、その解決を目指してみんなで知恵を出し合っていかなければなりませんし、一方で行政の立場からすると、働く人が減り税金を納める人が減るということを意味するものでありますから、少子高齢化がなお一層進んだ場合には、地域(市町村)の存続そのものに影響を及ぼしかねません。
法定合併協議会が設置されましたならば、任意合併協議会で協議された考え方、方針を尊重しながら、また初めから一つひとつを協議していくことになり、特に3町村が合併するまでには、約1300項目の事務事業を調整しなければなりません。また、法定合併協議会のもう一つの大切な仕事として、合併後の新町の姿を描いていくということがあります。これは新町建設計画の策定と言われますが、この策定に当たっては、農業を基幹産業とする3町村が一つの町になったときに、どのような町を創っていくのかということが大きなテーマとなるものと考えられます。
今後、法定合併協議会に入りましたなら、協議会の委員の皆さんのみならず、3町村の住民の皆さんが自分たちのこととして、そして自分たちの子供や孫に新しい町を引き継ぐためには、どのような姿を描いていけば良いのかを共に考えていくことが大事なことと考えます。
最後に、第5回任意協議会で行われた質疑応答の一部及び会長の挨拶をご紹介します。
○委員 ここまできたら、あとは議会の議決ということで、何というか一般住民からは手が離れるわけですけれども、この任意協議会でいろいろ項目を立てて審議をして、これから実際中身はすべて法定協議会でやるわけですよね。従って住民に説明するために、こういう言葉は暴言かもしれませんけれども、任意協議会である程度柱を立てたら、それに肉付けするためには法定協議会に入ってやらなければ何にもならんわけですよね。従って新町のビジョンだとか、それに我が地域はどのように位置するかとかというのは、すべて法定協議会で審議しながら、住民に知らせていくのが私は大事だと思うんですよね。
だから今までやってきたことが無駄とは言いませんけれども、今までやってきたことをより実らせるためには、これ住民として言うんですけれども、ここに首長さんも議員さん方もおられるわけですから、やはり最終目標に向かって進んでいただきたいと思います。
○議長 今まで任意協で、いろいろな課題を整理して参りました。そして骨格を成してきて、いよいよそれを法定協議会の中で具現化をしていくという作業に取り組んでいくわけですから、その辺の経過、結果については、更に合併だよりというんですか、協議会だよりというような方法も通じながら、住民の皆様に周知をしていくということは、当然の作業であろうといういうふうに思いますし、また、法定協議会に入ったから決して住民の手から離れるなんてことにはならないわけでありまして、絶えず住民の皆さんとのいろんな連携、あるいは説明責任を果たしながら進めていかなければならない作業であろうというふうに思っておりますので、引き続きそうした、今までの説明会、出前講座、あるいは広報の周知等も含めながら、これからも住民の皆さんとともに進めていかなければならないというふうに思っております。
○議長 本任意協議会の解散に当たりまして、一言、御挨拶を申し上げます。
本日をもちまして任意合併協議会での協議を終了いたしたわけでありますが、8月21日に第1回協議会が開かれましてから、委員の皆さんには、公私ともお忙しい中にも関わらず、御出席をいただき、また熱心な御協議をいただきましたことに、心よりお礼と感謝を申し上げたいというふうに思います。
今後は、3町村の12月定例議会におきまして、法定合併協議会設置についての御審議をいただき、3町村揃って議決をいただきましたならば、その後法定協議会が設置され、また新年早々には、3町村の新しいまちづくりに向けた、更なる一歩が始まるものというふうに確信いたしているところであります。
法定協議会に移りましても、本日までの協議の結果及び精神を尊重しつつ、一つひとつの抱える課題のクリアに向けて、皆さんとともにがんばらせていただきたいというふうに思っております。
3町村の住民の皆さんとともに、新しいまちづくりに向けて、更に協議を重ね、努力を重ねていくことをお誓いを申し上げたいというふうに思っております。
私、会長の職をおおせつかりまして、本日までスムーズに協議が進みましたのも、ひとえに委員の皆さん方の御理解と御協力の賜であろうと、心から感謝を申し上げまして、一言、解散に当たっての御挨拶とさせていただきます。
どうもありがとうございました。
なお、会議録は昨夜、ホームページにUPしましたので、御高覧ください。
また、御意見をお待ちしています。