(1) 合併の是非に関すること
@ 心情的には反対だが、財政事情が悪化し、国が進める制度にのっていかないと町財政が持たないのが現実であるから、合併せざるを得ないと理解している。
A 細々でもいいから住民自治という形で、頑張れるところまで頑張っていよいよどうにもならなかったら、編入ということでもやむを得ないと思う。
B 折角対等合併という好条件を提示してもらったのだから、それなりに自分達の意見を充分に言って前向きに進むべき。
C 合併の検討については興味を持ってきた。こういう資料を作って、検討した結果がこういうことだから、合併に向かって進むべきと思う。
D 合併は致し方ないものと考える。対等合併とは言いながら人口格差が大きいので、吸収の部分がでてくるのではないかということが心配だ。更別村としてしっかりと、地域が衰退しないような形でお願いしたい。
E 基幹産業が農業という認識を持って協議していると思うが、農協の動きの中で東部地域とのつきあいが無く澱粉工場は南工連、小麦施設なども南十勝でやっている現状があり、農業者としては戸惑いがあるのが現実である。
(2) 合併協議の枠組みに関すること
@ 財政シミュレーションは、国が考える三位一体改革を考えると、20年後にそうなるかは疑わしく、中途半端に一つ二つの町が合併しても財政的に楽にはなると思われず、道州制の話もあることから、十勝1市を協議すべきではないか。
A 人口、面積、すべての面で幕別が突出している。大きな町は変わらないということだが、やはり小さな更別、忠類を大事にしなければならないということが、対等合併の基本と思う。大切にしながら進めて欲しい。
B 更別村の一部でこの枠組みに反対する動きがあり、そのことで法定協への移行が1カ月ほど遅れるというのも止むを得ないと考える。しかし、この枠組みが崩れたら、大樹の枠組みに入ることもできないし、自立することもできない。最悪、更別がどうあれ、この枠組みを堅持するという姿勢が大事だと思うし、その意思を表明することが大事だと考える。
C なぜ幕別かという気持ちだ。色んな経過はあったと思うが、経済からすると、両方の町も基幹産業は農業だが、幕別は農業関係の付き合いもないに等しいと思う。そんな中でこの先どうなるのかという不安がある。
D なぜ幕別なのかとの話も出ていたが、住民会議等を重ねてきた中で自立は難しく、合併やむなしとのことで進み、枠組みでは南十勝、3村が消え、帯広圏か幕別圏かとなったわけで、対等合併、サービスのことを考慮し幕別、忠類の枠組みで進むことについては唐突ではなく、幕別で良かったと思う。
E 今になって反対の声もあるが、もう少し早めに話をしていただきたかったというのが本音。帯広圏という話もあるが、私みたいに60を過ぎれば、病院も買い物も帯広でいいわけだが、やはり孫子の代まで考えると自治権を確保することが必要で、対等合併のできる幕別との枠組みで良いと思う。法定協議に向けて進んでいただきたい。
(3) 法定合併協議会の運営等に関すること
@ 法定協で協議される内容を事前に住民に示してほしい。
A 合併は、20年先30年先までの問題、我々の世代(若い人)にかかわってくる問題である。委員さんには若い人を選考してくれれば具体的な話になってもすんなり話ができると思う。
B 法定協の委員の数は、1町村10人くらいと聞いているが、幅広くビジョンや要望を出すことのできる研究会や協議会と言うような下部組織を作って、村としての意見をまとめるようにしてほしい。
C 法定協に入ると月に1回から2回の会議があると聞くが、協議する項目について今回のダイジェスト版のように便りとして村民に配ってもらいたいが、できれば、毎回法定協のある1週間ぐらい前に資料を配ってこのような会議を開いてもらって住民の意見を吸い上げてほしい。
(4) 法定合併協議会における協議事項に関すること
@ 総合支所という形でこの地域の自治権が確保され予算が確保できればよいと思う。
A 特別職は合併時点で新たな町長となる。議員についてもその時点で変わるべきではないのか。
B 地域の形が変わり、地域の住民の意見を吸収する地域審議会の設置が必要と思う。
C 総合支所は、3、4割くらいの職員が残るということで、大抵のことは用が足りるのではないかと思うが、幕別の本庁舎に行かなければ対応できないこととは、どんな事が想定されるか。
D 徐々に人口も減少し更別が衰退したら困る。総合支所には村長のような優秀で信頼できる職員を確保して欲しい。
|