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 合併協定調印式(来賓祝辞)

北海道十勝支庁長 近藤 光雄 様

 幕別町と忠類村の合併協定調印式の開催に当たり、一言お祝いを申し上げます。

 幕別町の岡田町長、忠類村の遠藤村長をはじめ、合併協議会の委員、両町村の議会議員、さらには多くの関係者や住民の皆様が、将来のまちづくりについて、真摯な議論を積み重ね、本日、合併協定書調印の運びとなりましたことを、心からお喜び申し上げます。

 今日に至るまでには、両町村の関係者の皆様が、まちづくりへの熱い思いを抱きながら、様々な問題に向き合い、時には大所高所から将来も見据えて決断されるなど、ご苦労も多かったことと推察しております。皆様のご努力に対し、改めて心より敬意を表します。

 グローバル化や少子高齢化などが進展し、社会経済が大きく変化してきております。安全で快適かつ活力ある地域の創造に向けて、行政、住民、企業、団体が、それぞれの役割を担い、協働してまちづくりを進めていくことが、大変重要になっております。

 合併協議を通じて、多くの皆様が、まちづくりについて関心を高め、ともに考え、様々な形で議論してきたことは、貴重な経験・財産であり、今後のまちづくりに役立つものと確信しております。

 幕別町と忠類村は、ともに豊かな自然に恵まれ、農業を基幹産業として発展してきました。食の安全・安心が注目される中、合併により、新「幕別町」が十勝を代表する農業地帯として、さらに発展し、飛躍することを期待しております。両町村が持つ、多様な地域資源を活用しながら、行政、住民、企業、団体が力を合わせて、まちづくりの将来像である「人と大地が躍動し、みんなで築く ふれあいの郷土(さと)」の実現に邁進していただきたいと考えております。

 結びに、精力的に合併協議に取り組んでこられた皆様の今後ますますのご活躍と、この地域が、より一層、個性豊かで活力ある地域として発展されることを心から祈念し、祝辞とします。