校内研修
平成26年度 研究テーマ
「知識を深め,自分の考えを広げようとする子どもを目指して」
~ICT機器等の効果的な活用を通して~
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研究の様子 その13
12月15日(月)に,町教育研究所「学校ICT化に関する研究」の授業公開を本校高学年教室で行い,授業におけるICT機器の活用の様々な可能性を提案しました。ICT機器の活用には,「指導内容の可視化・焦点化・共有化を図ることができる」というよさと,これからのグローバル化社会わ生き抜く子どもたちに,「ICT活用能力を育てることができる」というよさがあり,教職員の研修を継続的に行っていく必要があります。
研究の様子 その12
12月3日(水)の参観日に中学年と高学年で道徳の時間の授業を行いました。資料の提示にICT機器を活用することにより,資料の内容や道徳的価値の理解に効果が見られました。資料の内容把握に時間がかかり,なかなか資料から離れられず,道徳的価値を自覚したり,自己の生き方について考えたりする時間を確保できないという授業を見ることがありますが,その課題への対応にもICT機器の活用は効果的です。言語性の部分に課題が見られる児童が,内容を的確に把握し,自信をもって発言する姿からもその効果を確信することができました。
研究の様子 その11
10月30日(木)に低学年で校内研究授業を行いました。生活科の授業で,今まで探検してきた施設などについて調べたことをまとめ,発表し合う学習を行いました。子どもの発表に合わせて,教師がタブレットPCを使い,モニターに探検の様子を映すことにより,聞き手の子どもたちの理解が深まりました。発表を聞いて新たに発見したことをワークシートに書いたのですが,その利用の多さからもよく理解できていることが分かりました。また,発表内容にかかわる画像をプリントアウトしておき,振り返りをサポートする掲示として使った取組は,ユニバーサルデザイン化につながるものでした。視覚に訴えることの重要性が明らかになった授業でした。
研究の様子 その10
10月29日(水)に中学年で校内研究授業を行いました。教科は算数で,3年生が「小数」,4年生が「面積」の学習をしました。「丁寧に見通しをもたせることで,子どもがゴールをイメージし学習意欲を持続することができていた」「言語活動例を具体的に確認し,取り組ませることでしっかりと見通しをもち,意欲的に自力解決をする姿につながっていた」「振り返りには欠かせないノートづくりと連動した構造的な板書になっていた」「自力解決を支援する個別のニーズに対応した指導が効果的に行われていた」など,今年度大切にしている「見通し,振り返り,確認」をしっかりと意識した授業が展開されました。また,ICT機器の活用では,大型モニターに自分のノートを映し説明するパターンは変わりませんが,その説明に合わせて教師が画面にカラーで書き込みをし,タイムリーに焦点化していくという試みがありました。思考の可視化を図り,子どもの理解を確実に支援する新たな取組として今後も研究を続けていきます。
研究の様子 その9
9月29日(月)に6年生算数科「速さの表し方を考えよう」の単元を扱った校内研究授業を行いました。放課後に行われた研究協議では,学校教育指導訪問のため来校された十勝教育局橋本指導主事より多くの助言や「ICT機器が効果的に使われている」等の評価をいただきました。今後の課題として「子どものノートから学習状況をつぶさに見取り,画面上でのノート比較に生かすことで,より学びが深まる」「揺さぶりの発問や言葉掛けが子どもの思考を深める」「確認・定着問題の量」等があげられました。今後の校内研究に生きる充実した授業研となりました。
研究の様子 その8
高学年が修学旅行での体験をプレゼンしている様子です。誰でも手軽にプレゼンを作成・構成することができるアプリについて担任から指導を受け,それぞれがタブレットPCを駆使してつくりあげました。驚くことは,子どもたちの習得力の高さです。あっという間にICT機器を使いこなす姿に羨ましさをも感じます。写真や手書きのページ,BGMも織り交ぜて,それぞれの体験記が見事にできあがりました。脳に入力した情報を楽しみながら,しかもよりビジュアル的にアウトプットすることができ,思考力の高まりにもつながります。「説明力を高めることが課題」ということも明らかになりました。
研究の様子 その7
「知識を深め,自分の考えを広げようとする子ども」を目指して研究を進めています。「ICT機器等の効果的な活用を通して」という副題はありますが,ICT機器活用以外の不易にあたる手立ても大切にしています。特に今年度は「書いて説明する」学習活動を重視し,中でも低学年は「書く活動」をスパイラルに行い日常的に言語化を図っています。1年生の文章は見たものの様子を何かに例える比喩的な表現が加わり,より伝わりやすい文章になってきました。2年生は,計測した数値などを具体的に書いたり,自分の気持ちを具体的に書いたりと,ひとつ上の学年らしい表現をしています。毎回担任が赤ペンで励ましや指導を入れ,ポートフォリオ的に廊下に掲示しています。取りだしてフィードバックしたり,説明したりする活動も展開されていきます。
研究の様子 その6
4年生の算数で,平行四辺形のかき方を学習しているところです。自分で問題を解こうとする子ども,先生に個別に教えてもらう子ども,完全に理解し友達に説明をする子ども,説明を聞きながら理解を深めている子ども等,習熟度に合わせて自力解決の時間が進められています。交流の場面では,児童が実際にノートに平行四辺形をかきながらかき方を説明し,教師がその様子をタブレットPCの動画で撮り,モニターに転送します。説明だけではなく,視覚に訴えることでとてもよくわかるようです。
研究の様子 その5
低学年の授業の様子です。みんなでしっかりと学習した後,ペアで説明したり,黒板に書いて説明したりするアクティブラーニングを全学年で大切にしています。「説明できたらわかったということ」「大事なのは書いて説明すること」等の意識を醸成したいと考えています。授業の中で「先生にここ説明して」と言葉掛けしたり,「隣の人に説明してみよう」と指示したりし,積極的な言語化による言語能力の育成に努めています。
研究の様子 その4
6月18日の研修日に,ICT機器の使い方や授業での活用の仕方について,実技研修を実施しました。研究担当者が講師を務め,タブレットPCの基本的な操作を中心にミニ講座を進めました。写真の撮り方や,提示の仕方,簡単なプレゼンのつくり方など,教材づくりや授業づくりにすぐ活用できそうな内容で,職員は皆,楽しみながらも真剣に取り組んでいました。今年度は,「子どもたちの思考の変容を可視化したい」という願いをもち研究を進めていますが,ICT機器を活用するとその環境は簡単にできそうです。ただ,やはり教師がタブレットPCや電子黒板の操作を習得する必要がありますし,ICT活用能力をはぐくむためには子ども自身が授業の中で操作する必要もあります。「教師も子どもも,まず操作してみることが肝要」と皆で確認し,研修を終えました。
研究の様子 その3
現在,本校にはタブレットPCが8台あり,授業や子どもたちの学習活動に様々な形で活用されています。先日,朝の稲の観察をしている6年生の様子を見て,担任の先生と喜び合いました。記録用紙にデータを記入し,タブレットPCで稲の撮影をしているのですが,雨天ということで,その子は記録用紙を持たず,タブレットPCに書き込みをしていました。自分の判断でカメラ以外の機能を使い学習している姿を見て,「ICT活用能力が育ってきたね。」と喜んだのでした。
研究の様子 その2
毎朝,子どもたちと先生方で稲や野菜の観察・世話を行っています。作物を見守り,育てる体験学習により,子どもたちは様々な感覚や感情を覚えます。大切にしたいのは,体験して終わるのではなく,体験により入力した情報を,言語化させ出力させることです。それを繰り返すことにより,実感の伴う学習が展開され,感性や言語力が磨かれます。そうすることで学力の向上にもつながります。
研究の様子 その1
右の写真は,本校3,4年生の算数の授業風景です。3年生が直接指導を受けている間,4年生はタブレットPCで確認問題を解く間接指導の時間を過ごしています。今年度の授業づくりの中で重視していくポイントの一つは「見通し・振り返り・確認」です。特に次の4点を大切に授業研究を進めていきます。
① 学習の見通しをもたせる明確な学習課題の提示。
② 振り返りながら学習を進めることのできる,ノート指導。
③ 学習意欲を大切に,定着を確認する個別の指導。
④ 「見通し・振り返り・確認」を効果的に行うためのICT機器等の活用。