校内研修

令和元年度 研究の概要
LinkIcon令和元年度研究の概要


 研究主題
 「主体的・協働的に学び,自己を高める子どもの育成」
   ~課題解決的な食農教育の推進を軸として~


研究内容
 1 「考えるための技法(思考ツール)を生かして「共有化」を図る
 2 子どもの生活や社会と関連付けた単元計画の工夫に取り組む



校内研究授業(第2学年) 
生活科 「きなこのレシピをつたえよう」
 12月12日(水),第2学年学級の研究授業が行われました。低学年がもちつき集会の準備として取り組んだ「黄な粉作り」のレシピを来年度の1年生にも分かりやすく伝えることが目標です【焦点化】。レシピの順番に沿って二人ずつのグループが,作り方のこつなどを端的な言葉やイラストなどを使い,工夫して画用紙にまとめました【視覚化】。



 

 説明の練習では,iPadで写真も映しながら【視覚化】,堂々と生き生き発表することができました。お互いに説明の仕方で良かったことや改善点もたくさん発言することができました【共有化】。後日,現1年生に練習の成果を発表し,説明の仕方のお手本となりました。また,黄な粉についてのアンケートで大変良い回答をもらったことにより,来年度に向けて意欲を更に高めることができました。【考えるための技法】事後研では,レシピの手順に「ステップチャート」を用いることも話題となりました。



校内研究授業(中学年) 
総合的な学習の時間 「もちつき集会に向けて新しい具材を提案しよう!」
 11月15日(木),第3・4年学級の研究授業が行われました。もちつき集会に向けておもちの食べ方について考え,新しい提案を目指します。iPadを使って,いろいろなおもちの食べ方を調べる【視覚化】ことにより,おもちの食べ
方の興味・関心を高めました。



 
 
 そこで,過去のもちつき集会の具材について更にしらべることを本時の課題【焦点化】とし,みんなで協力して表にまとめました。【思考ツールの活用】表にまとめることにより。子どもたちの気付きが生まれました。こうした取組により,もちつき集会に向けて,今回も食べたいもち,新たに食べたいもちなどの思いを高めることができました。その思いはチョーク式マイボードに書いたものをみんなで見て,【共有化】が図られました。



校内研究授業(低学年) 
生活 「えがおのひみつたんけんたい」
 10月9日(火),第1学年学級の研究授業が行われました。精米や黄な粉の製粉,販売などをしている町内の「小田壱」さんを見学するにあたり,子どもたちはたくさんの見たいことや知りたいことを考えて付箋や短冊に書いて【思考ツールの活用】発表し,生き生きと楽しく活動しました。




 
 様々な画像をモニターに映し出し,【視覚化】を図った授業が展開されました。自分の考えを友達と交流し,自信をもって発表できる工夫もされました。
 子どもたちは稲作を体験したり,大豆を植えたりしていることもあり,見学に出かけることが楽しみとなりました。もちつき集会に向けて,低学年の黄な粉作りも,更に意欲をもって取り組むことができそうです。



校内研究授業(高学年) 
総合的な学習の時間 「大豆レスキュー隊~もっと大豆製品を食べよう!~」
 7月16日(火),高学年学級の研究授業が行われました。学習課題は「大豆の地産地消を進めるためにはどうしたら良いだろうか?」という課題でした。北海道の大豆の自給率の高さに対して北海道における大豆製品の消費量が低い原因を調べながら,もっと地元で大豆製品を食べてもらうにはどうしたらよいだろうか?その方法を自分たちで考えました。考える過程で子どもたちは,模造紙に書いた座標軸に沿って,個人で考えた付箋紙を貼り替えながら相談し合い,自分たち(グループ)の考えとしてまとめていきました。事後研究会では,「他教科(社会科等)との関連が図られていたため,児童の予想が根拠付けられていた」「座標軸により,縦軸同士,横軸同士で視覚的に比較考察ができていた」などの意見が出されました。次時からは,多くの人に大豆の美味しさを知ってもらうため,大豆料理のレシピを考えたり,クックパッドに投稿する学習が展開されていきます。