JAさつない
雪の下で時間をかけて大地の旨味をため込む。「越冬ねぎ」
札内地域では、秋に出荷する通常の長ねぎのほか、一部、春先に出荷する「越冬長ねぎ」を生産しています。
「越冬長ねぎ」とは、成長した長ねぎを雪の下でひと冬寝かせたもので、厳しい冬の寒さを耐え抜いた長ねぎは熟成され、やわらかさと深みのある甘さを備えています。
「越冬長ねぎ」は、出荷時期が近くなると、畑の雪を溶かすために、生産者が雪の表面にビニールのトンネルをかけていきます。畑には数万本の長ねぎが植えられていますが、土深く根を張り巡らす長ねぎの収穫は手作業で、一度にたくさんの長ねぎを収穫することはできないため、トンネルをかける時期をずらして安定的に出荷する工夫をしています。